寒さ本番の1月ですが、お花の市場には早くも春のお花がたくさん並んでいます。
春の花の代表花のひとつといえばアネモネ。
先日このブログで、アルメニアの国花だとご紹介しました。
それにちなんで、アネモネがどんなお花なのか見ていきましょう。
○種類と咲き方
アネモネは、クリスマスローズ、ラナンキュラス、クレマチスなどと同じキンポウゲ科の植物で、アネモネ属は温帯から亜寒帯にかけて約100種が分布しています。日本にもシュウメイギクなど、10数種が自生しています。
アネモネ・ホルテンシス、アネモネ・パボニナ、そして、これらの交雑によりできたとされているアネモネ・フルゲンスがあり、さらにフルゲンスが交雑したなかから選抜されたのが、アネモネ・コロナリアとされています。
現在ではこれらを交配させた数多くの品種が誕生しています。
一般的にアネモネと言われ思い浮かぶのが「アネモネ・コロナリア」「アネモネ・フルゲンス」です。
ひと重咲きと半八重咲、八重咲きの品種があります。
もともとはひと重咲きが主流でしたが、最近は八重咲きも多く見かけるようになりました。
○花言葉
花言葉は、アネモネ全体だと
「あなたを愛します」「はかない恋」
「あなたを愛します」「はかない恋」
白いアネモネの花言葉は
「真実」「期待」
「真実」「期待」
紫のアネモネの花言葉は
「あなたを信じて待つ」
「あなたを信じて待つ」
赤のアネモネの花言葉は
「君を愛す」
「君を愛す」
愛にまつわる花言葉が多いですね。
○長く楽しむコツ
アネモネは茎に空洞があり水揚げをしやすいので新鮮なお水に生けましょう。ただし、そのために腐りやすくもあるので、出来るだけ水は少なめ(浅水)で生けると長持ちします。
アレンジメントや花束から抜き出した場合は、茎の状態を見て、水切りをしてあげるとさらに長持ちします。
水の中で茎を切ると、この導管内に空気が入らないため、水がスムーズに通り、花までしっかり上がります。
準備するものは、大きめのボールや器とよく切れる花バサミまたはナイフ(カッター)です。
普通のハサミで花の茎を切ると、水の通り道である導管がつぶれてしまうことがありますので、できれば花バサミがあると良いのですが、ない場合はすっぱり切れるカッターでも大丈夫です。
普通のハサミで花の茎を切ると、水の通り道である導管がつぶれてしまうことがありますので、できれば花バサミがあると良いのですが、ない場合はすっぱり切れるカッターでも大丈夫です。
水切りの仕方
大きめのボウルや器に水をたっぷり入れます。
その中に茎を入れて、ハサミで茎先をカットします。
大きめのボウルや器に水をたっぷり入れます。
その中に茎を入れて、ハサミで茎先をカットします。
1~2㎝カットすると新鮮な茎の部分が出てきます。
その際、5分以上、できれば1時間程度、茎を水につけておいてください。
そうすることで水圧でより水がしっかり上がります。
ライフデコのフラワーギフトは水切りをし、しっかりと水揚げをしたお花を使っていますが、アレンジメントから抜いたりした場合は、緑色のベース(オアシス)などが付着していることがありますので、できれば水切りをしてしっかり洗ってから生け変えたほうが長持ちします。
○おしゃれな生け方飾り方
アレンジや花束の中でも日持ちが良いほうなので、他のお花が枯れてしまった際には、元気なアネモネを抜き出して、ささっと生けてみましょう。凛としたアネモネは、それだけでもかわいいですが他の元気なお花も合わせていけるのもおすすめです。
コツは、アネモネと違う形状の花やグリーンを選ぶこと。
ガーベラなどの花芯が目立つ丸い花を合わせてしまうと個性がぶつかり合ってしまします。
そのため、ちょっとしたグリーンや小ぶりのふんわりとしたお花などを選ぶと、センス良く生けることができます。
小さい花瓶がなくても、ちょっとしたグラスや空き瓶などに飾るのも素敵です。
○アネモネには花びらがない?
花びらに見えている部分は、実はガクなんです。アネモネは花びらのない珍しいお花です。
春のお花の代表格のアネモネ。
かわいらしく凛とした姿を長く楽しんでください。
アネモネと同じキンポウゲ科のラナンキュラスも春のお花の代表格です。
かわいらしい淡ピンクの花束