2020年03月03日

桃の節句と二十四節気と七十二候「啓蟄」にまつわるあれこれ

今日はひな祭り「桃の節句」ですね。

桃の節句は、もともとは「上巳(じょうし)の節句」といわれ、3月の最初の巳(み)の日を指していましたが、のちに3月3日に定まりました。



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「桃の節句」とはいうものの、桃は桜が咲く前の3月下旬~4月頃に咲く花です。
時期が違う…

と思いきや、旧暦の3月3日といえば、新暦の今でいうなら3月下旬から4月中旬ころ。

桃の開花時期にぴったりの“春到来”という季節感の中で行われる行事でした。

そもそも「節句」とは、中国で生まれた陰陽道の考え方です。

日本に伝わったのは奈良・平安時代のころ。

中国の陰陽道では、1・3・5・7・9の奇数を「陽」とし、同じ一桁の「陽数」が重なるときには「強い陰をなす」として恐れられていました。

そのため
1月1日(元旦)、3月3日(上巳)、5月5日(端午)、7月7日(七夕)、9月9日(重陽)
には良くないことが起きないように、身を清め、お供えをして、邪気ばらいを行っていました。


その風習が日本に渡り、季節の節目と重なる節句の日を、無病息災、豊作、子孫繁栄などを願い節句料理を食べたり、邪気払いをするといような伝統的な年中行事を行う日本の文化・風習のひとつになりました。

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桃の節句では、桃の花は邪気を払うものと考えられ、魔除けと健康を願って飾られるようになりました。


そしてひな祭りの節句料理といえばちらし寿司ですね。

もともとは、平安時代に現在のお寿司の起源とも言われている「なれ寿司」に、旬のエビや菜の花を乗せて彩りをよくして食べられていたのが由来と言われています。

あとは、はまぐりのお吸い物
はまぐりは1対2枚の貝殼を持つ”二枚貝”。
対の貝はぴったりと合うけれど、それ以外の2枚の貝が合うことは絶対にないという特徴に由来します。
このようなはまぐりの特徴は仲の良い夫婦を表すものとされていて、一人の相手と永遠に仲良く過ごせますように、という願いが込められていると言われています。


そしてひな人形に供えるのが
ひなあられ菱餅です。

「ひなあられ」には娘の健康を祈願するという意味が込められています。
また「桃・緑・黄・白」の4色で構成されていて、「一年を通して娘の幸せを祈る」という意味もあります。

「菱餅」は緑、白、ピンク(紅)の3色の餅を菱形に切って重ねたものです。
色の意味にはいくつかの説がありますが、緑は「健康や長寿」、白は「清浄」、ピンクは「魔除け」という意味が込められています。
菱餅は、ひな祭りの起源とされている上巳の節句と共に中国から伝わった風習で、元は母子草(ははこぐさ)という草餅でした。
しかし、「母子をついて餅にする」と嫌がられるようになり、日本ではヨモギを使うようになったといわれています。


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雛人形や桃の花を飾って、桃の節句ならではの食べものをいただきながら、行事の意味や由来を知ることで、日本の伝統行事の知識を深めるのも楽しいですね。
子どもたちも暦や季節を身近に感じて興味を持ってくれると嬉しいです。


そして、明後日3月5日は、二十四節気の第3の節気「啓蟄(けいちつ)」です。

啓蟄の語源は中国語の「蟄虫啓戸」
地中にひそんでいた虫が戸を啓いて地上にはい出るという意味です。


春の暖かさを感じて、冬ごもりしていた虫が外に這い出てくるころなので、春はもう間近。

このころになると一雨ごとに気温が上がり、春雷も起こりやすくなります。

色々大変な状況ですが、春の訪れを感じつつ、せめてお花の写真に癒されていただければ…
ということで春を感じるフラワーギフトをご紹介します。








posted by LIFE DECO_aoyama at 07:00| 東京 🌁| Comment(0) | 二十四節気 七十二候と節句 のお話し | 更新情報をチェックする