こんにちは。
昨日3月6日は二十四節気の「啓蟄」でした。
啓は「ひらく」、蟄(ちつ)は「土の中で冬籠りしている虫」の意味で、大地が暖まり、冬籠りの虫や蛇や蛙などが春の訪れを感じ這い出る頃を表しています

『暦便覧』には「陽気地中にうごき、ちぢまる虫、穴をひらき出ればなり」と書かれています。
柳の若芽が芽吹き、ふきのとうの花が咲くころ。
春の息吹を感じ生命が動き出す様子が目に浮かびますね。
春の息吹を感じ生命が動き出す様子が目に浮かびますね。
秋田市泉の天徳寺では恒例の「こも外し」が行われたというニュースを見ました。
冬越しする害虫を誘い込むため境内の約100本のアカマツ、クロマツに巻き付けていたむしろを外すそうです。
実際はまだ寒く、虫が冬眠から起き始めるのは平均気温10℃になってかららしいので、もう少し後にはなりますが、「啓蟄」から次の二十四節気の「春分」までの期間も「啓蟄」と呼びますので、春間近というのは間違いありません。
冬も嫌いではないですが、寒さが和らぎ桜が咲く春はやっぱり待ち遠しいです🌸
こうやって二十四節気のことを調べたり書いたりしていると、季節の移り変わりをじっくり味わえていることに気づきます。
しかも七十二候を見ていくと、5日ごとに季節が移り替わっていることに驚きます。
季節感や情緒などが薄れているといわれる現代、お花という自然のものを扱う仕事柄、多少は敏感でいるつもりではありましたが、こんなに細やかに季節を観察し言葉にすることはなかなかありませんでした。
言われてみれば最近日が伸びてきたね、そういえば暖かい日が増えてきたな
二十四節気七十二候はそんなことを思い出させてくれます。
忙しい日々に忘れがちな、自然を感じる感性を忘れないようにしたいと改めて思います。
忙しい日々に忘れがちな、自然を感じる感性を忘れないようにしたいと改めて思います。
ということで今日は春を感じるお花をご紹介します。
もうすぐくるホワイトデーはもちろんのこと、別れや出会いの増える3月に贈りたいフラワーギフトです。